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WORKFLOW

BJ CLASSIC COLLECTIONの
マスターピースモデル
P-501ができる全工程

前編

P-501ができる全工程

2000 年代初頭に産声をあげた BJ CLASSIC COLLECTION。
その中でも代表的モデルとなった P-501は
約4ヶ月間の制作期間を経て、アイウェアとしての魂を宿す。
1枚のセルロイドから、BJ が生まれる全行程を追う。

PROCESS 1

セルロイド生地の裁断

Everything starts from one plate

一枚の板からすべてが始まる。

BJはセルロイドフレームにこだわり抜く。
その形状保有力、艶めき、フィット感は、現在主流のアセテート生地とは比較にならない上質感を有している。
その反面、170度で発火する危険性もあるため、機械化はもちろんできず熟練の職人のみにしか取り扱うことができない。
またBJでは同じモデルであってもカラーなどの諸条件によってその厚みを変える。
職人が目と手の感覚で厚みを決めていく。

PROCESS 2

セルロイド生地のアール付け

The sense of craftsmen decides the shape

職人の感覚が形を決める。

切り出したセルロイド生地に、緩やかな湾曲をつける。
高い温度に熱せられた特別なオイルの中に生地を入れ加圧し、即座に冷却する。
すべての作業のタイミングには、職人の長年培われた感覚がものを言う。

職人の感覚が形を決める。
職人の感覚が形を決める。
職人の感覚が形を決める。
職人の感覚が形を決める。
PROCESS 3

玉型 型抜き

Pull out both lens holes manually

両レンズ穴を手作業で抜く。

発火の危険性があるため、こちらの工程も完全機械化ができない。
職人の手作業が続く。
アールがつけられたセルロイド生地を、1枚1枚丁寧に玉型を抜いていく。
その後、レンズ用のV溝を掘る。

両レンズ穴を手作業で抜く。
両レンズ穴を手作業で抜く。
両レンズ穴を手作業で抜く。
両レンズ穴を手作業で抜く。
両レンズ穴を手作業で抜く。
両レンズ穴を手作業で抜く。
PROCESS 4

外枠の型抜き

Show up original form of P- 501

P-501の原型が現れる。

続いて外形を削り出していく。
1枚の板だったセルロイド生地からP-501のフォルムが現れてくる。

P-501の原型が現れる。
P-501の原型が現れる。
PROCESS 5

ノーズパッド付け

Comfortableness depends on models

心地よさは、モデルによって違う。

BJにおいて、ノーズパッドの位置が全て同じということはありえない。
モデルによって、付け心地のベストポジションが違うからだ。
大きめに削られたノーズパッドの原型をまず貼り付け、数日休ませる。
完全に密着した後、それぞれのモデルの形状に合わせて職人の手作業での削りが行われる。
このノーズパッドに関わる一連の作業がBJのファーストインプレッションの心地よさの決め手となる。

PROCESS 6

荒削り

Craftsmen inspires the soul

職人が 魂を吹き込む。

BJ のセルロイドフレーム作りのハイライト。
刃によって削り出されたフロント枠を職人が一本一本ヤスリ掛けをする。
緩やかなカーブ、切れのあるエッジなど、機械では表現不可能なニュアンスを職人の経験と勘と情熱を持ってつくり出す。
BJの造形と風合いが産声をあげる瞬間である。
フロント枠と同様に、テンプルも手作業で荒削りをする。
現在ではテンプルも荒削りをするブランドはBJ以外ほぼゼロに近いと言っても過言ではないだろう。
この見えない一手間が滑らかな耳あたり、肌触りを叶えてくれている。

職人が 魂を吹き込む。
職人が 魂を吹き込む。
PROCESS 7

荒ガラ入れ

The first inserting in the Gara

1度目のガラ入れ。

ガラと呼ばれる回転ドラムに研磨剤や研磨用チップを入れ、削り出したフロント枠とテンプルを別々に投入する。
ガラの配合は秘伝であり門外不出。季節の温度や湿度によって配合を変える。